異世界の迷宮についていくつか アイテムの使い方・壺

前のブログで打開を待ってますと書いたけど、実際あれを読んだ”無明のおれ”が異世界を打開できるかというと、まずできなさそう。フロアの危険が分かっても、それに合わせたアイテムがないと手詰まりになってしまうからです。上手な人はそれを言語化しないで無意識にやっているから、これは動画で見るより価値があるかもしれない。だからもしフロアごとの方を読んだ異世界慣れてない人がいれば、これも合わせて…

 

フロアごとの解説なので軽くだけ触れたけど、危険なフロアのためにアイテムをケチる/ちゃんと使う所持枠に合わせて取捨選択する壺の中に貯める、という三つの考え方が、付け焼刃的に上手になるには有効なテクニックだと思います。固定MHに合わせた草神や移動杖がない!ダースに会ったのにバシルーラの杖しかない!草が全部合成とインパスに入ってて何もできずに死んだ!……これだけ見るとんなアホなと思うけど、慣れないうちはたぶんこれに似た状況の繰り返しで、最適なバランスを感覚で掴んでいくものだと思います。この感覚はアイテムについて、どのフロアで使うのが一番強いか、どのタイミングで使うのが最適かを考えることで鍛えられるので、一通りのアイテムについて一緒に見ていきたい。今回は壺。いくぞ!

 

…の前に、同じような考え方はトルネコラーの宿さん

ポポロ異世界攻略-壷編

などでも見ることができるので、これらと見比べるのもいいかもしれません。

 

まずアイテムの基本として

・5%以上の確率で呪われていて、使用不可

・6~79Fのアイテムは5%でひとくいばこ

なので、これに注意して立ち回るほど深層まで事故らずに歩いていけます。差し迫った場面以外ではこれらの事故があっても大丈夫なようにする100%効果を発揮する手段を用意しておくということです。

 

ポポロでは草と杖がいくら持ち歩けるかが重要なので、物資が持ちきれなくなってからは壺の有無で状況が変わります。パンやしあわせの種、単体を無力化する草などはかさばるので、これらを分類して突っ込んでいくのがよく見る使い方です。

また、入れる壺全体に対して、

それ自身を入れることでひとくい箱のチェックができます

・未識別の草を入れた反応値段で何の壺か予測できます

・ラインナップの中で変化の壺、火薬壺、草神+特定の草が危険

仲間と一歩離しをして草を入れると事故を減らせる

 

 

・保存の壺

買値1500/売値750 特徴:取り出せる

3~19Fに泥罠があるのでパン

16~20Fにさそりかまきりが出るので重要な草

31~35Fにゾンビマスターが出るので重要な杖

が原則入れ得です。基本事項として覚えましょう。

 

逆に出しておきたいもの筆頭は世界樹の葉

踊らせる敵に対して火炎草、ルーラ草、(世界樹前提で)しんぴの草

草神に入れるためにかなしばりの種まどわし草、めつぶし草、ルーラ草

だと思います。世界樹の葉はだいまどうに催眠させられると飲むおそれがありますが、数時間での攻略はだいまどう以外からの被弾がもっと怖く感じるので、壺入れはあまりおすすめしません。

 

また、これを律儀に守っていると、保存の壺に巨パンが6個とか、敵に振る杖が手元に10本ある…みたいなアンバランスな手持ちになることもあるので、保存の壺は取れる選択肢を広く持つことを考えて、今使わない壺に突っ込む、バランスよく持つ、使わなさそうなら捨てていくを心がけるといいかもしれません。後述の取り出せない壺に振り分けていくといいです。

 

 

ふつうの壺

買値1000/売値500 特徴:めちゃ出る

黄色い草を入れて中身が変わらなければこれか合成、火薬壺の3択です。火薬壺だと取り出すのが面倒なのと店の値段識別が面倒になるので、草ひとつ入れたら店引くまで放置なことが多いと思います。

31F以降は容量と値段が同じで入れたものをロストする倉庫の壺もあります。後述。

 

66F~や81F~といったフロアのために対処用のアイテムを貯める、しあ種いのち+しんぴの草を貯める目的で使うことが多いです。店まで運ぶ目的で未識別の草を入れることもありますが、ふつうの壺と知るためには店か壺を投げ割る工程が必要なので、初出店の前には大砲すいこみの壺がその役割になります。

また、一本目の移動杖やみがわりの杖といった、ここぞで必要になるものはしまわないようにしましょう。逆にすばやさの種、ルーラ草などは4つあるとかさばるけど、常にひとつかふたつほしい!というアイテムなので、そういう需要に合わせて上手に収納したいです。

 

 

合成の壺

買値3000/売値1500 特徴:指輪と杖が合成できる、ひとくい箱が入れない

店の買い3000円はほとんどこれです。が、呪いと祝福の壺も少数ながら出るので、未識別のうちに決め打ちは危険。

合成の壺のいいところは、杖と草の正確性を高めてくれることです。2本合成した杖は3本目以降を拾っても使用可能回数が分かるし、ひとくい箱の草を入れると容量を消費せず出てきます。逆説的には、6F以降の草は通路で入れると危険ということです。指輪もドラゴンや混乱よけといった局所で便利なものを入れて、メインの指輪で合成待ちをしてやることがあると思います。が、他の入れ物でも混乱よけは46Fで捨てる、ドラゴンとハラモチを90Fで交換、で似たようなことができるので、優先度としては杖と草のチェックが一段階上に感じます。

上記の性質から、杖や指輪は使ってない方から入れるのを忘れずに。

 

この壺の欠点は、脳死で確定させたいものを入れていくと、ゾーンに合わせたほしいものにはならないということです。慣れるまでは合成で確定した異常草をふつうの壺系に詰めていく、慣れてきたらどこかのフロアで割ることを意識してものを詰めていくのがいいと思います。

 

 

火薬壺

買値4000/売値2000 特徴:投げると爆発

入れ物として使うには転びでのロストがこわいですが、保存がなければこれに頼ることも多いです。転ばぬ先の杖と相性がいいです。それ以外での使い方では投げ当てで爆発するので、遠投があれば20と40で頼りになります。スカすと爆発しないので確実にやるなら壁当てで。

割って中身を取り出す方法ですが、水フロアで水場とゴミ1個を使う方法、部屋の角でゴミ4個を使う方法が多く知られています。図説が面倒なのとググれば出るので割愛しますが、固定MHでやるのが最も楽。

買値4000が太字なのは、草神と分別できるからです。後述。

 

 

インパスの壺

買値2000/売値1200 特徴:インパスできる

序盤では未識別で被ってない草を突っ込んで世界樹とバカ種を探す、店が出たら売値50の草を入れてかなしばとルーラ草を探す、後半ではまどわしやみがわり、すばやさの種のような確定じゃないと死ぬアイテムを入れるのが多いと思います。ワンランク下がってかなしばりの杖みたいな有能な単体処理杖もいいですが、こちらは複数本引けば合成でもできる仕事なので、中盤では今使わなさそうで一本しかない対処杖が手持ちからあぶれてインパス行きの場面があります。

合成と同様に、序盤に突っ込んで確定されたかなしばりやまどわし、ラリホー踊り目潰し…などの草は深層で有効なので、そんな壺をひとつは作っておきたいです。

 

 

祝福の壺

買値3000/売値1500 特徴:祝福できる、出にくい

インパスと使い方がちょっと似てますが、こちらは世界樹、いっぱい使いたい杖が最優先で入ります。みがわりレミーラや一時しのぎ、水がめがなければかなしばりや封印の杖も突っ込むと救える仲間が増えます。逆に草はひとくいばこを識別できないので優先度は下がりますが、唯一解呪できるアイテムでもあるので、呪いで識別済みなら突っ込むといい物資になってくれます。インパスと同様にまどわしかなしばりすば種のほか、しあわせの種もいいです。命の草もドープに追加で体力を全快してくれますが、回復の壺やしんぴの草+命で同様のことができるのでやや消極的な択です。

 

 

呪いの壺

買値3000/売値1500 特徴:呪う

パン入れが主用途で、鍵部屋目当てなら鍵入れ。

他に呪われてもいいものだと、合成(祝福)待ちの杖と指輪がいいと思います。パン6個は開けた後に困るのと、呪い状態で使ってみるとひとくいチェックができるのが理由です。

ほかだと爪を入れることもあり、メリットは吸い取られないこと。特定のフロアまで勧誘する必要がない、持ち物がきつい、99Fまで仲間ありでいけそう(そんなことある?)ならいいと思います。

 

 

変化の壺

買値5000/売値1500 特徴:中身が変わる

ものをロストする壺なので、大事なものをわからない壺に入れちゃダメ。

ごくまれに同じものに変化するので、合成と勘違いすると悲惨。草神じゃないか…とログを見ないと、結構間違えます。

また、ひとくいを入れると変化後もひとくいなこと、6F以降は確実なアイテムを入れても5%でひとくいという二段のクルーンがあるので、結構な確率で化けられています。絶対に化けていないゴールドや敵がスカした矢を入れてやるといいです。

また、ミミックの杖など変なアイテムも多いので、変化の杖が出たからといって仲間で杖チェックするとひどいことになります。場所が代わってもきとうしの杖という可能性があるので、何にせよ変化産のものはチェックを付けるのが無難です。

 

 

大砲の壺

買値1000/売値500 特徴:撃てる

ふつうの壺みたいに使えます。

 

うそつきの壺

買値10000/売値2000 特徴:うそをつく、結構出にくい

名前付けで入れたものを覚えて、ふつうの壺のように使えます。また、ほかの壺と表示するのが一文字ズレていて、慣れると一度見ただけでわかるようになります。

売値が火薬壺、草神と同じなので買値を見てはじめて草神と判断しましょう。売り2000で火薬が出てるし草神じゃん!とやらかさないように…

 

倉庫の壺

買値1000/売値500 特徴:実質ロスト、31F以降出現

ふつうの壺と間違えるとアイテムが倉庫に送られるので、実質アイテムロストです。倉庫を満杯にするとアイテムが帰ってきます。おみやが目的なら力の種などを送りましょう。

 

草の神の壺

買値5000/売値2000 特徴:草の効果を部屋中に散らす、非売品

異世界で必須といえるアイテムのひとつで、よく使う組み合わせはかなしばりとまどわし、めつぶし、ほかに一応効果があるのはおどりやでたらめもあります。これらの草の確定は草神の節約に繋がります。

識別という観点では、容量ひとつでMHやきつい開幕をどうにかできるので、容量4の壺がこれだったらと思うと中々さわれないけれど、保存も重要なので二者択一です。どうにか買値の5000で識別したいです。

また、めつぶしやメダパニで識別してしまうと悲惨なことになるので、安全に壺チェックをしたい場合には仲間と一歩離して草を入れるのがいいと思います。火炎草やバカ種みたいなどうしようもないケースもあるにはありますが。

値段識別全般に言えることですが、15/16/28/60のような店が多いフロアまで未識別のアイテムを触らない、そのフロアに店がありそうなら探すというのは重要です。

 

また、70や81Fはこれかみがわり+移動杖がないと厳しいので、容量を逆算して節約していくのが考え方として大事に思います。20Fや40Fをガチ打開したいのはひどい開幕でも草神まどわしやルーラでどうにかなることがあるからでもあります。

 

 

水がめ

買値1000/売値500

水さえあれば再利用可能で、5回使える毒草・封印の杖です。

攻撃を下げる相手ではキラーマシン がいこつ剣士 エリミネーター モシャスナイト グレイトホーン デスマシーン キラープラスター じごくのよろい

封印相手は爆弾3種にばくだん岩です。

指輪封印の解除にも一役買ってくれますが、81F以降は仲間がいればキラースターの封印が最優先なこと、水路が存在しないことに注意です。

他作品の仕様とは違い、投げ当てても水かけはできません。

 

 

とじこめの壺

買値1500/売値750 特徴:容量1

投げ当てが確実に成功します。ひとくいだとアウトなことに注意。かさばるし壺に入れられないしで、ダンスキャロットやあやしいかげにさっさと使ってしまうといいと思います。

 

 

押す壺はまとめて紹介。赤文字3つ覚えれば十分です。

まものの壺

 買値3000/売値1500 特徴:あぶない、非売品

通路で仲間と一緒のときに押す

草神探してループしているとついつい押しちゃうので、押す壺には名前を付ける人をちょくちょく見ます。

投げ割りで経験値になります。

 

回復の壺

買値1000/売値500 特徴:大事

51F以降は攻撃が痛く視界も狭いので、仲間で挟んで足踏みできないなら迷わず押す。

これがひとくいだと危ないので、ちょっと殴られちゃったなくらいで一度試し押ししてみるもよし。本領を発揮するのは66Fなどの足踏みで敵が湧いてほしくないゾーン、90F以降のランガーやダースで足踏みできないゾーンだと思います。

 

すいこみの壺

 買値5000/売値1500 特徴:ふつうの壺

ふつうの壺で書いたとおり、これの容量1に未識別の草を入れればインパスを節約できるかも。目の前に入れたい物を置いて押す

水中ロストしたアイテムの回収にも使えるけど、1枠開けるかというと…?

 

ワープの壺

買値3000 特徴:店売り3000の押す壺

単体では意味がないアイテムで、ほぼ単体でしか見かけません。

 

 

 

 

一通りのアイテムの紹介は以上で、壺が他のアイテムと違うなあと感じるのは出たもので勝負なこと。収納上手な人は保存なくても打開しちゃうし、慣れてないうちは保存が多くても割るタイミングや突っ込むタイミングがつかめなくて無駄になるものもあるかと思います。なので、入れ方の一例を提示して締めたいと思います。フロアごとや壺ごとの解説でも少し触れたけど改めて。

 

たとえば、40Fで割る壺には混乱よけ、51~65Fは経験値が多いのでしあわせの種やしんぴの草が入った壺は65Fで割りたい、69Fのあとは石像多発の竜ゾーンなので火柱や砂柱を一本、ドラゴンの指輪などがあるといいです。

他にも、めぐすり+罠当て、マヌーサなどがあれば単騎からの復活に使えます。エミリー他剣系や81Fの草神金縛りをした後は復帰がしやすいでしょう。

逆に、痛み分けの杖やもろはの杖は66~69Fで活躍する以外ではいまいちパッとしないのでさっさと収納や、特効のあるフロアが遠くて杖が充実しているなら捨ててしまうなど、壺に入れる以外の考え方も重要です。

 

出たもの勝負な側面としては、取り出せない壺は基本的に保存の役目を持てるので、上記の入れ得なものを突っ込んで駆け下りることも可能だし、祝福やインパス、合成の容量も入れ物としての役割を持てます。

 

この辺は壺について考えるだけではいまいちピンと来ないと思うので、これは他のアイテムの回や上手な方の動画を参考に自己流の整頓をしてみるのがいいと思います。